About Me
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1955年 三重県生まれ。中学卒業後、「合唱指揮者になる」と上京し、国立音楽音楽高校・大学声楽科に在籍。 在学中より指揮者を目指しての様様な学びや体験の機会に恵まれるが、特に田中信昭氏、山田一雄氏、皆川達夫氏を始め、多くの偉大な師との出会いにより、各氏の後ろ姿から、音楽、合唱に対するお考えや熱い思いの一端に触れ、学ぶ。
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卒業後、「今のうちに、幅広い音楽体験を重ねたい」という思いから音楽事務所を主宰し、自らの合唱指揮活動をはじめ、合唱ステージの制作・演奏者グループの主宰、オペラマネージメント・副指揮活動、現代音楽による演奏会やイベントでの演奏・企画・制作を行う。30代はじめ、合唱指揮者としての活動に専心すべく、音楽事務所を閉じる。
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その後は、混声・女声の一般合唱団や大学合唱団、自治体や企業主催による合唱活動など約10団体の指揮・指導にあたると共に、NHKはじめ各地の合唱コンクール審査、合唱講習会講師などを務める。また、日本合唱指揮者協会や東京都合唱連盟の役員として、様々な演奏会や催し物の制作にも全力投球で協力。
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1996年秋、長年の願いであったヨーロッパ遊学を実現すべく、全ての活動にいったん終止符を打ち、2年間に及ぶ「合唱遊学」に出発。イギリスのケンブリッジを中心に滞在し、ヨーロッパ各地で様々な音楽シーンに出会う。滞在中は、元ケンブリッジ大学教授マリー・ベリー女史より、グレゴリオ聖歌はじめとしたキリスト教典礼音楽について学ぶと共に、ケンブリッジ大学のカレッジ聖歌隊(キングス、セントジョンズ、トリニティなど)の活動に日々接し、ヨーロッパ音楽の源泉、合唱活動の根に触れる。
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また、イギリス国内外の様々な合唱講習会や音楽祭にも積極的に参加。 特にベルギーのアントワープで行われた「フランドル音楽祭」で出会ったオランダの指揮者レベッカ・スツュアート女史からは大きな衝撃を受け、その後何度かオランダに出向き、グレゴリオ聖歌、デュファイ、ジョスカンの作品についての個人レッスンを受ける。
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帰国前の2カ月間、フランスのソレムに滞在し、ベネディクト会サン・ピエール男子修道院、サント・セシール女子修道院にてグレゴリオ聖歌によるミサ・聖務日課などの典礼に与る日々を送る。また、合唱長ソーニエ師のご好意により、フランス国内の修道院合唱長を対象とした「グレゴリオ聖歌マスタークラス」への参加が許され、帰国直前の一週間、若き修道者たちと共に学ぶ。
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1998年秋、帰国。2年ぶりに再会したグループ、新しく生まれたグループと共に、思いも新たに合唱活動を再開。
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なお、2年間の詳細は、本サイト内の【”浦島花子”のイギリス日記】、および全日本合唱連盟発行「ハーモニー」'98 夏、秋 '99 冬号の【イギリス遊学 顛末記】をご覧下さい。
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現在は、全国各地にてグレゴリオ聖歌からシアターピースまで、幅広い作品の指揮・指導活動を行うと共に、新実徳英・寺嶋陸也・信長貴富ほか作曲家との協働による新しい合唱作品の創作活動にも力を入れ、多くの作品を委嘱初演している。
また、合唱人集団「音楽樹」副代表幹事として『Tokyo Cantat』ほかの制作・指導・演奏を行う。
【現在】
武蔵野音楽大学講師
・混声合唱
・女声合唱
・室内合唱
・パルナソス多摩女声合唱団
・社会人のための夏期研修講座(合唱指導講座) ほか
うたびと “風” のつどい音楽監督・指揮者
・アンサンブル風音
・女声アンサンブル碧&きなりね
・KAZANE Vocal Ensemble
・グレゴリオ聖歌を歌う会)
須坂混声合唱団(長野県)指揮者
長野市芸術館ジュニア合唱団(長野県)指揮者
合唱人集団「音楽樹」副代表幹事・事務局長
日本合唱指揮者協会会員
日本グレゴリオ聖歌学会会員
【論文】
「合唱指揮者の育成に求められていること ~国内外教育機関等での取り組み~」
(『武蔵野音楽大学研究紀要』 第44号、2012)を執筆。
関係団体(2018年現在)
うたびと“風”のつどい
●常任指揮・指導
●講師(担当:合唱指揮)
混声合唱
女声合唱
室内合唱
パルナソス多摩女声合唱団
社会人のための夏期研修講座(合唱指導講座)ほか
●指揮者
須坂混声合唱団(長野県須坂市)
長野野市芸術館ジュニア合唱団(長野県長野市)